借り入れを申し込む際に必要となる書類と、創業計画を作成するにあたって必要な書類は次の通りです。
借り入れ申込みに準備する必要がある書類
①身分証のコピー
申込み者の顔写真と現住所を確認できる身分証が必要です。(運転免許証やパスポートのコピーなど)
②借入申込書
基本情報を記載する書類です。借入先によって指定の書式があります。
③見積書
借入資金を設備投資として使用する場合、その見積書が必要です。
内装工事や器械の購入を検討していれば、それぞれの業者から見積もりをもらい、どれだけ資金が必要なのかを提示します。
④履歴事項全部証明書
申込み者が法人の場合は必要となります。
➄資金繰り計画書
借入申込書と同様に借入先によって指定の書式があります。
創業計画書に必要な添付書類
創業計画書は既定の書式があり、記載内容や記載量に限度があります。
簡易的な内容となり、十分な説明を記載できない場合が多いです。そのため、創業計画書に記載した内容が客観的な算定根拠に基づいて導き出したものであることを示すことができる書類を準備しておくと計画の信頼度が向上します。
①収支計画書・資金繰り表
収支計画書と資金繰り表は借入の返済能力を示す資料です。収支計画書は売上や経費の内訳を表すものであり、どのくらいの利益を生み出すことがきるのかを示します。
資金繰り表は実際のお金の動きを表す資料になります。一定期間の収入と支出の結果、現預金の残高を表として示します。
収支計画書では利益が出ている場合であっても、手元にお金がないといった状況になることはあります。そのため、収支計画書と資金繰り表が上手く連動するよう綿密に作ることが重要です。
②売上根拠資料
売上根拠資料は、収支計画書で記載している売上が何に基づいた数字であるのかを示す資料です。
例えば、顧客単価や1日の平均客数、営業日数などの実数値を用いて計算した数字を明示します。
③過去の経歴資料
新たに事業を始めるうえで、同業種であれば過去の経験が活かされることや、これまでの職種がどのように関係してくるのかを証明するための資料となります。履歴書などを作成することで、過去の職務経歴や有している資格、免許を示すことができます。
いままでの経験を生かして起業することが融資担当者に伝われば、計画の信用性も高まります。