創業計画書とは、事業を始めるときにその事業の概要、経営計画、社長の経歴をまとめたものをいいます。
目次
重要性
(ア)事業の内容や特徴を整理できる
頭の中に描いていたイメージを書き起こすことで、頭の中が整理され、事業内容がよりはっきりとします。
イ)事業の強み・弱みを整理できる
創業する事業の強み・弱みを整理することで、強みを生かし、弱みをどのようにカバーするかを考えることができます。
(ウ)欠けていた視点に気づくことができる
創業計画書を作成すると、それまで検討が不足していた事項に気づくことができます。
(エ)関係者からの協力を得やすくなる
金融機関をはじめ、家族、従業員など、関係者(ステークホルダー)に事業計画をわかりやすく示すことができるため、協力を得やすくなります。
創業後に、見込み違いの点や修正すべき点にすぐ気づくことができます。日本政策金融公庫の2021年度新規開業実態調査によると創業者の約半数が創業前に予想していた売上に至っていません。事業計画を立てていれば、何が想定と違っていて、どこを改善すべきか、気づいたり、検討しやすくなります。
記載項目
①創業の目的 ②経営者の略歴等 ③取扱商品・サービス ④取引先・サービス ⑤従業員 | ⑥借入の状況 ⑦必要な資金と調達方法 ⑧事業の見通し ⑨自由記述欄 |
〇項目ごとの記載概要
①~④でアイディアの整理、ビジネスモデルの検討を行います。
⑦設備投資、返済方法など借入条件について資金計画の検討を行います。
⑧売上高、原価、経費の内訳、利益など収支の計画を行います。